http://www.asahi.com/articles/ASK6H4HCWK6HPPTB004.html
おひさしぶりである
今日の俺はまじめだぞ
しばらく前の話
「バニラエアが障害者にタラップを昇らせた」
というニュースがメディアを騒がせたことに関しては記憶に新しいだろう
ネット上でも色んな意見が出て議論を巻き起こしていた
ただ色んな声が飛び交っている中で今後どうすればいいのかということについて今回はまとめてみよう
1.今回なにがあったんや
事件は6/5の奄美空港で起こった
バニラエアの関西行JW874便の搭乗時の出来事ある
この日、奄美大島での旅行を終えて関西空港へ戻ろうとした半身不随で車椅子を使っている木島英登氏
行きの関西空港では
「自力でタラップを昇降できない人は搭乗できない」
と、バニラエア職員に言われたものの木島氏は
「同行者に手伝ってもらうから大丈夫」
ということでバニラエアに搭乗して奄美空港へ向かった
同行者が車椅子と
しかし帰りの便では
「我が社(バニラエア)の規則違反だ」
とバニラエアの職員に言われてしまい車椅子を担いで登ろうとした木島氏一行
職員の制止を振り切り木島氏は自力でタラップを昇り始めて3~4分で昇りきったという
そしてそれがニュースになり場をにぎわせたというわけだ
2結局なにが原因か
マスメディアではバニラエアが
ネットでは木島氏が悪いと意見が分かれているが
双方に原因が考えられるのではないかということが言えるのではないか
・バニラエア側の問題
○奄美空港に昇降機を用意していなかった
○現場の判断で規則違反の乗客を行きの飛行機で搭乗させてしまった
○タラップを木島氏に自力で昇らせてしまった
・木島氏の問題
○関西空港で出発当日にいきなり車椅子で現れた
○無理やりタラップを昇ろうとした
○今までも同じような問題を起こしている
とまあ細かいところまで上げたらキリがない
なのでここから一個づつ詳細を述べていこう
バニラエア
○奄美空港に昇降機を用意していなかった
現在奄美空港に就航している機材は
・B737-800
・A320-200
・DHC-8-Q400(CC)
・Saab340B
の4種類が就航している
バニラエアは基本的に使用料のかかる搭乗橋(PBB)は使わずタラップで乗り降りしている
ステイタイム(駐機時間)を見るとバニラエアJW874便は
12:05→12:45
の40分間であり
同時刻帯の搭乗橋を使う伊丹行き日本航空JL2464便のステイタイムは
11:05→12:05
の60分間である
もともと車椅子で来るような旅客は大体大手を使うことが多く
LCCが日本に馴染む前からそういった空気はあったので昇降車は用意されていなかったのだろう(主観)
一見ギリギリで使えるように見えるがグランドハンドリングが追いつかないので
バニラにこの日だけ搭乗橋使わせてくれというのもPBBを普段から用いている日本航空側としては無理な話である
そもそも狭い奄美空港内に昇降車を置くことに対してちょっと安全上問題がある気もするが…
たぶんここが一番メディアやネットで報じられているんじゃないかなと
○現場の判断で規則違反の乗客を行きの飛行機で搭乗させてしまった
ここは完全にバニラエアの落ち度でしょう
責任者の判断やマニュアルに則った対応が出来なかった時点でこれはいけない
誤った対応をすることで出来てしまった前例にクレーマーは群がってくるので
それを防ぐための責任者だったりマニュアルだったりがある
だからそれは絶対に遵守してもらいたい
○タラップを木島氏に自力で昇らせてしまった
これもアウトといえばアウト
安全上の問題があると分かっていながらも強い静止をかけなかった
現場で話し合いをした末登らせたとあったが
安全は絶対遵守、ここは航空業界の基本かと存じ上げる
それくらいなら航空券代金を全額返金したうえで他の航空会社に振り返るのも手ではないだろうか
そもそも木島氏がルールを守らなかったのでこの対応でも良いのではないだろうか
木島氏
○関西空港で出発当日にいきなり車椅子で現れた
バニラエアの公式サイトには「お手伝いが必要なお客様」という欄がある
ちょっと分かりにくいところにあるのでまあ分かりづらいといえば分かりづらい
ここらへんは落ち度がバニラエアにある…といっても過言ではないが…
同じく奄美大島に就航しているJALのサイトと見比べたときには対して差がない
念のため他の会社のサイトも見てみたもののメニューの中に隠れていて見つけにくい
しかし数多くの航空会社に乗っていて経験の豊富な木島氏なら
「車椅子で利用するときは事前に連絡をする」
ことが必要なことを理解しているはずだ
どこの航空会社でもそれは同じはずであり常識だと思われるのだが…
…というのも
‘さて、私は飛行機に乗るとき、
航空券を手配してもらう旅行代理店に、あえて車イスであることを言わない。
なぜなら、以前に車イス一人での搭乗を渋られたり、揉めたりした経験があるのと
別に、飛行機に乗る上で特別なサービスが必要ないからだ。
ただ、座席の間の通路が狭いので自分の車イスは通らないので
アイルチェアー(廊下椅子)という幅の狭い機内用の車イスを用意してもらって(空港か機内にある)
搭乗の際に、それに乗り換えて自分の座席に行くことだけだ。‘
(http://www.kijikiji.com/toko/air/alitalia.htm 木島氏HPより引用)
とある
いやいやいやいや
そういうイレギュラーな対応をすることを特別なサービスっていうのではと
とまあちょっと飛行機を利用する人の心がけというものが足りてないのではと錯覚してしまう
○無理やりタラップを昇ろうとした
航空に詳しい人ならまずありえないと思う行動
飛行機は安全のもとに運用されて飛ばされるのは至極当然のことである
そしてトラブルというのは地上で起きていることが多い
そのあたり木島氏はあまり知識がなかったのか
自分の旅行したいという欲を前面的に押し出してしまったのだろうか…
そこは否定はしないけれどもね…
○今までも同じような問題を起こしている
ネットを見るとこの一面を非常に強く強調している人が散見される
なんでも木島氏はバリアフリーを広めるとかなんだかでバリアフリー研究所とかいう事業をやっている
主な仕事はお金をもらって公演をするらしいが実態はどうなのだろう…
そんでもって海外であったトラブルをブログのネタにして書いてるけどこれがわりと一方的な書き方である
上記の引用でも分かる通りにわりと自己中心的な性格があるといえよう(本人も認めている)
だがしかし、木島氏それに巻き込まれるほかの乗客のことを考えてほしい
バニラエアをはじめとする各エアライン側も色々と努力をし定時運航を心がけようとしているなかで自らトラブルを起こすのはそれを阻害するなにものでもないのではないだろうか
自分は弱者であることを強くアピールして迷惑をかけるのは共感は得にくそうな気がする
人を殺さないテロも同然なんじゃないかなと
3.じゃあどうすればよかったんや
ここからは完全に自分の主観
バニラエアの根本的な原因は勝手な現場の判断で木島氏を乗せてしまったこと
対応マニュアルの中身は知らないけどこういう客にこそマニュアル通り対応していかねばね
末端のグランドスタッフに徹底させよう
あとは特別対応のスタッフも用意したほうがよさそうだ
それこそANAの子会社という強みを生かしていけたらよさそうだ
親会社から社員を引っ張ってこれればコストもかからない
そんなこんなで初期の対応を全力で改善しましょうということ
一方木島氏
他の会社使えよっていうのは本末転倒な話になってしまう
木島氏の根本的な理念のバリアフリーの達成は非常にいいとは思う
しかしながらテロのようにエアラインに迷惑をかけるのは好ましい行動ではない
最初から乗れないのが分かっているのなら直接バニラエアに訴えかければよかったのではないか
グランドスタッフは非常に忙しい
きちんと対応してくれる人間のところに訴えかけるのが誰にも迷惑がかからない
それでだめならここはだめだよねっていうのを訴えかければいい
それでなら比較的賛同はされるはず
テロまがいの行動を慎んでもらいたいですな
4.最後に
交通機関のバリアフリー問題解決は各会社の責務だよね
きちんとバニラエアには対策を講じてほしい
しかしながら木島氏も行動を振り返って反省してほしいね
折角なので気持ちよく旅行できるようにしませう
アデュー